青山商事は通期で赤字決算を回避できるか。

 文字が面倒な方は動画あります( ´∀`)

https://www.youtube.com/watch?v=otSnXxV3o3g

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はじめに

本日は最近株価が絶賛下落中の青山商事が、通期の決算で赤字が回避できるかについて考察して行きます。
青山商事、いわゆる洋服の青山やスーツカンパニーで有名な紳士服業界の会社でございます。
直近の第3四半期決算も発表されています。
累計で現在営業利益、当期純利益どちらも赤字です。
当期純利益についてはカジュアル事業のアメリカンイーグルを、事業譲渡するに伴う特損が出ています。
特別損失が出ているとはいえ、本業の営業利益が赤字なのは気になりますよね。
本日はスーツ業界の売上のサイクルの特徴も含めて、お伝えして行きますので宜しくお願いします。
 

第3四半期決算振り返り

では、まず直近の第3四半期の決算について振り返って参りましょう。

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売上高、1562億円、営業利益は20億円の赤字、そして当期純利益は特別損失の影響もあり82億円とかなり大きい赤字金額を計上しております。
 
セグメント別で見るとどこが赤字を計上しているのか。

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こちらも残念なことにスーツなど本業のビジネスウェアで23億円カジュアル事業で18億円のそれぞれ赤字を出しております。
ただ、カジュアル事業の赤字についてはアメリカンイーグルも含まれております。
こちらについては事業譲渡を行なっています。
なので、今後この赤字がずっと続くのかというと、そうではないです。
 
では、この調子で最終的に赤字になってしまうのか?
僕、個人的な意見を申し上げますと
 
ギリギリセーフの可能性があると思います。
(今期は)
 
どうしてかというと
 
第4四半期、1月〜3月の売上が大きいからですね。
 
おそらくですが、背景には新社会人や学校の入学・卒業シーズンなどによる需要が大きいものと考えられます。
 
んで、この需要を当然折り込んでいるので、第三四半期で青山商事は赤字の状況でも通期の業績予想をそのまま据え置いてるんですね。f:id:wakawakke:20200214192650j:plain
 
通期予想は90億の黒字で純利益は20億円の赤字です。
第三四半期では営業利益が20億円の赤字で純利益が82億にも関わらずです。
これを挽回するには100億以上の営業利益を出さなければ行けないので、パッと見すごい大変そうですよね。
なので実際に本当に達成できるのかをざっくり見ていきます。
 

第4四半期の過去3年の売上を振り返る

まずは過去の第4四半期単体の営業利益の実績を決算短信を元に算出します。
左から第三四半期、通期実績と並んでいて1番右が第4四半期の営業利益です。

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ご覧の通り毎年100億以上、第4四半期で計上していることが分かります。
これは1月〜3月に実際に数値として出た3年間の数値です。
 
凄くないですか?
 
なので、おそらく今年も第4四半期に営業利益が上がることが想像ができます。
では簡単に予想値を出して行きたいと思います。
 
計算式としては、
 
『昨年の第4四半期の営業利益×今年の月次売上の対前年比のメド値』
 
で出していきます。
では2020年の1月の売上の対前年比を見て行きます。

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青山商事が直近の1月の実績の売上として計上されている対前年比は82%です。
なので、敢えて低く見積もって対前年比80%としましょう。
 
昨年の第4四半期単体で計上した営業利益が100億円だったので80%をかけると80億円ほどの営業利益が見込めます。
これは青山商事のビジネスとカジュアル事業だけなのでクレジットカードなどの事業の収益は入れておりません。
なので、営業利益は80億円は超えてくると予想し、会社予想では通期で純利益が赤字ですがもしかしたらトントンくらいになると僕は考えております。
 
この動画を作る前まではスーツ業績の売上が1月〜3月に偏ってると思いませんでした。
本当に赤字これだけで収まるのかと思ったんですが、過去の第4四半期の決算の数値を見て本業の営業利益赤字は回避するんだろうなと思います。
 
ただ、いずれにしろ厳しい業界であるのは事実です。
個人的に驚異だと思っているのが、新卒社会人や就活生のカジュアル化が万が一進んだ場合です。
こうなると本格的にスーツ業界は厳しくなると予想します。
 
皆さんはどうお考えになりますでしょうか?
結構、今回調べてて面白かったんで今度は機会が有ればガッツリ、スーツ系の会社ごとの分析とか、特徴などをブログにしていきます!!