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内部留保が貯まっている株主優待銘柄(NISA口座・配当金) - YouTube
内部留保をたっぷり貯めている企業養命酒
内部留保、又の名を利益剰余金と言いまして、ざっくりいうと会社が今まで稼いできた利益を積み上げたお金ですね。
昔、自動車の会社トヨタなどが内部留保を貯めすぎだとか、よくメディアで話題になってたと思いますが、これ別に悪いことでも何でもなくて、大事なのはこの稼いだ利益のお金をどの様な資産に変えたのかが重要なんですね。
今回ご紹介する銘柄は養命酒なのですが、この会社、実は利益剰余金が凄く溜まってまして総資産の8割以上が利益剰余金で占めてるんですね。
要するに会社として持っている資産は、殆ど事業で儲けたお金でゲット出来てるってことです。
本日はこの養命酒について前半に簡単な企業紹介、後半で利益剰余金がどんな資産に変化しているかについてお話していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。
養命酒の事業内容などザックリ
こちらの会社は薬用養命酒で有名な会社で薬用酒シェア8割とっており、その他にのど飴や黒酢などもございますが実質養命酒1本の単品経営です。
ただ、販売数量としては1998年をピークに減少し、現在の販売数量はピークの5割強というかなり厳しい状況です。
2005年には大正製薬と資本業務提携を結び2019年9月末時点で大正製薬は養命酒の株式を20%保有しております。 売上高はおよそ100億で主要な取引先は流通業者です。
株式会社大木、アルフレッサヘルスケア、PALTACなどでございます。
続いて株価などの指標についてお伝え致します。
養命酒の株価などの指標について
主な指標といたしましては、PBRが0.7倍 自己資本比率が87% 配当利回りが2.02%でございまして2020年2月10日時点の株価1977円で計算しますと必要投資金額はおよそ20万円ほどで時価総額は273億円です。
一株当たりの利益は残念ながら徐々に下がっていますが配当金は6年間40円を維持しております。
以上が簡単な養命酒の簡単なご紹介でした。
では本題の内部留保のお話に入る前に 養命酒の純資産の構成などを見ていきましょう。
純資産などの構成について
養命酒の総資産は463億円で純資産は406億円です。
この純資産のお金がほとんど利益剰余金、いわゆる内部留保という事業で上げてきた利益の積み上げとなっております。 グラフにすると一目瞭然です。
資産の中での赤枠で囲った部分が利益剰余金です。
金額にすると376億円です。 総資産の8割が利益剰余金って凄いですよね。
では、この純資産の利益剰余金などが何に変わっているのか。
利益剰余金が何に変化しているか
養命酒はシンプルに株式や現金です。
有価証券報告書によりますと純資産406億円のうち、売掛金や長期預金など含め現金化しやすいものの資産が348億円です。
その中で半分、以上を占めるのが有価証券で183億円。
債券を大量保有している事で有名な長府製作所とは今回は違います。
およそ150億円ほどなので純資産の全体からすると、3割強です。
株式なのでやはり配当金も多く受け取ってまして、2019年に受け取った配当金は2.7億円。
営業利益は年々減少傾向にあり、2019年は5.5億円だったので、こう見ると大きいですよね。
因みに養命酒が保有している株式は有価証券報告書にも一部記載がございましてキッコーマンや三菱UFJ、日本新薬、ロート製薬、キューピー、小野薬品などの株式を保有しております。
株主優待について
養命酒の株主優待は年1回の9月のみとなっており、2種類から選択が可能です。
赤枠でも囲っておりますが、3年以上の継続保有で3,000円相当と更に良くなるのも魅力の1つでございますね。
動画でもご紹介しておりますので、宜しければYouTubeでもご覧ください!!
最後までお読み頂きありがとうございます!!
今後ともお付き合いしてくれると嬉しいです( ´∀`)
それでは♪